「ChatGPTという名前は聞くけれど、実際には何ができるの?」
「仕事にも使えるの?」
「パソコンが得意ではない自分でも使える?」
ChatGPTに興味はあっても、最初の一歩を踏み出せていない方も多いのではないでしょうか。
特に40代・50代の方の場合、
「AIは若い人が使うもの」
「専門知識が必要なのでは?」
と感じてしまうかもしれません。
しかし、ChatGPTは普段使っている日本語で質問やお願いを入力して利用できます。
たとえば、
「取引先へのお礼メールを作ってください」
「この文章をわかりやすくしてください」
「会議のアイデアを10個考えてください」
といった使い方ができます。
この記事では、ChatGPTを初めて使う40代・50代の方に向けて、
- ChatGPTとは何か
- ChatGPTで何ができるのか
- 仕事ではどう使えるのか
- 無料でも使えるのか
- 利用するときの注意点
- 初心者におすすめの使い方
をできるだけ難しい専門用語を使わず解説します。
「ChatGPTをこれから使ってみたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ChatGPTとは?
ChatGPTは、OpenAI(オープンエーアイ)が提供しているAIアシスタントです。
人と会話するように質問や指示を入力すると、その内容に応じてAIが回答を生成します。
OpenAI公式では、ChatGPTについて、ブレインストーミング、文章作成、学習、計画、数学、コーディング、画像やファイルの分析など、日常のさまざまな作業に利用できるAIアシスタントと説明しています。
難しく感じるかもしれませんが、基本的な使い方はとてもシンプルです。
たとえば、
「職場の歓迎会のお知らせ文章を作ってください」
と入力すると、ChatGPTが文章案を作ってくれます。
さらに、
「もう少しやわらかい文章にしてください」
と続けてお願いすることもできます。
このように、人と会話するようにAIへお願いできるのがChatGPTの大きな特徴です。
ChatGPTは「検索」と何が違うの?
ChatGPTを初めて使う方からすると、
「Googleなどで検索するのと何が違うの?」
という疑問があるかもしれません。
一般的な検索では、キーワードを入力して検索結果からWebサイトを探し、自分で必要な情報を読み取ります。
一方、ChatGPTでは、
「○○について初心者向けに説明してください」
と質問すると、質問内容に応じた回答を生成してくれます。
さらに、
「もっと簡単に説明して」
「具体例を3つ出して」
「表にまとめて」
など、回答を見ながら追加でお願いできます。
つまり、
一度質問して終わりではなく、会話を続けながら欲しい回答に近づけられる
ところが特徴です。
また、現在のChatGPTにはWeb検索機能もあり、最新情報やリアルタイム性が必要な質問について、インターネット上の情報を調べながら回答できる場合があります。
ただし、ChatGPTの回答が常に正しいとは限りません。
重要な情報については、必ず公式サイトなど一次情報も確認しましょう。
ChatGPTでは何ができる?
ChatGPTにはさまざまな機能があります。
ここでは40代・50代の初心者でも利用しやすいものを中心に紹介します。
1.質問に答えてもらう
もっとも基本的な使い方です。
わからないことを普通の言葉で質問できます。
たとえば、
「生成AIとは何ですか?」
「ExcelのSUM関数を初心者向けに説明してください」
「マーケティングとは何か、中学生にもわかるように説明してください」
などです。
回答が難しかった場合は、
「もっと簡単に説明してください」
と追加で質問できます。
これが検索エンジンとは少し違う便利なところです。
2.文章を作ってもらう
ChatGPTは文章の下書き作成にも利用できます。
たとえば、
- メール
- 案内文
- お知らせ
- ブログ記事
- SNS投稿
- 商品説明
- あいさつ文
- マニュアルのたたき台
などです。
仕事でメールを書く場合なら、
「取引先への打ち合わせのお礼メールを作成してください。丁寧ですが、堅すぎない文章にしてください」
とお願いできます。
文章をゼロから考えるのが苦手な方には、特に便利な使い方です。
3.文章を書き直してもらう
自分で作った文章をChatGPTに修正してもらうこともできます。
たとえば、
「次の文章を読みやすくしてください」
「もっと丁寧な文章にしてください」
「誤字脱字を確認してください」
「社外向けの文章に直してください」
「300文字以内に短くしてください」
などです。
「文章は作れるけれど、うまくまとまらない」というときにも役立ちます。
4.長い文章を要約してもらう
長い資料を読むのに時間がかかることがあります。
そんなときは、
「この文章を5つのポイントにまとめてください」
「重要な部分だけ箇条書きにしてください」
などと依頼できます。
ただし、重要な契約書や法律・医療など正確性が求められる文書については、AIによる要約だけで判断するのは避けましょう。
原文を自分で確認することが重要です。
5.アイデアを出してもらう
ChatGPTはアイデア出しにも使えます。
たとえば、
「社内イベントの企画を10個考えてください」
「40代向けブログの記事タイトルを20個考えてください」
「新商品のキャッチコピーを10案ください」
などです。
ひとりで考えていると同じアイデアばかりになってしまうことがあります。
そんなときにChatGPTへ複数の案を出してもらい、そこから自分で選んだりアレンジしたりする方法があります。
6.翻訳してもらう
ChatGPTは言語間の翻訳にも利用できます。
たとえば、
「次の英文を自然な日本語にしてください」
とお願いできます。
逆に、
「この日本語をビジネス向けの英語にしてください」
という使い方もできます。
翻訳後に、
「もっと簡単な英語にしてください」
「丁寧な表現にしてください」
などと追加でお願いできるのも便利です。
7.画像について質問する
現在のChatGPTでは、対応している環境で画像をアップロードして、その画像について質問することもできます。
たとえばパソコン画面のスクリーンショットを添付して、
「この画面ではどこを押せばいいですか?」
と質問するといった使い方ができます。
ほかにも、
「この画像に何が写っていますか?」
「このグラフについて説明してください」
など、画像の内容について質問できます。
利用できる機能や上限などは、プランや設定によって異なる場合があります。
8.PDFやファイルを読み込んでもらう
対応している環境では、PDFやテキスト文書などのファイルをChatGPTへアップロードして、内容について質問できます。
たとえば、
「この資料の重要ポイントを5つ教えてください」
「この文書を初心者向けに説明してください」
「この資料から○○について書かれている部分を探してください」
といった使い方です。
長い資料を扱うときにも便利です。
ただし、ファイルの内容を完全・正確に読み取れるとは限らないため、重要な内容は原文との照合が必要です。
9.ExcelやCSVなどのデータを分析する
ChatGPTでは、対応している環境でExcelやCSVなどのデータをアップロードし、分析を依頼することもできます。
たとえば、
「月別の売上を集計してください」
「売上の傾向を教えてください」
「このデータからグラフを作ってください」
などです。
OpenAI公式によると、ChatGPTはアップロードされたデータについて質問に回答したり、表やグラフを作成したり、計算・統計分析などを行ったりできます。
Excelが苦手な方にとっても活用方法のひとつになるでしょう。
ただし、計算結果や分析結果が重要な意思決定に関わる場合には、人間による確認も必要です。
10.画像を作ってもらう
ChatGPTでは、文章による指示から画像を生成できる場合があります。
たとえば、
「明るいオフィスでパソコンを使っている40代男性のイラストを作ってください」
などと入力して画像を作成できます。
さらに、
「背景を明るくしてください」
「人物を削除してください」
など、自然な言葉で画像の修正を依頼できる場合もあります。
ブログや資料などのビジュアル作成にも活用できます。
ChatGPTは仕事でどう使える?
40代・50代の方に特におすすめしたいのが、仕事のちょっとした作業をChatGPTに手伝ってもらう方法です。
たとえば事務職なら、
メール作成
「会議の日程変更を伝えるメールを作ってください」
お知らせ作成
「年末年始の休業についてのお知らせ文章を作ってください」
会議メモ整理
「以下のメモを『決定事項』『課題』『次回までに行うこと』に分けて整理してください」
マニュアル作成
「以下の作業手順を、新人向けマニュアルとして整理してください」
アイデア出し
「業務時間を削減するアイデアを10個出してください」
などの使い方ができます。
ポイントは、最初から仕事そのものをChatGPTに任せようとしないことです。
まずは、
「文章の下書きを作ってもらう」
「考えるためのヒントを出してもらう」
「自分の文章を整理してもらう」
といった補助的な使い方から始めるとよいでしょう。
ChatGPTへの質問は難しく考えなくて大丈夫
ChatGPTへ入力する質問や指示は「プロンプト」と呼ばれます。
「プロンプト」と聞くと難しそうですが、初心者のうちは専門的なテクニックを覚えなくても構いません。
まずは、
「○○してください」
と普通の日本語でお願いしてみましょう。
たとえば、
「会議のお知らせを作ってください」
だけでも構いません。
回答を見て、
「もう少し短くしてください」
「50代の人にもわかりやすくしてください」
「箇条書きにしてください」
と追加していけばよいのです。
回答の精度を上げる簡単なコツ
少し慣れてきたら、
①誰向けなのか
②何をしてほしいのか
③どんな条件なのか
の3つを入れてみましょう。
たとえば、
「文章を作ってください」
よりも、
「新入社員向けに、社内研修のお知らせメールを作ってください。300文字以内で、丁寧ですが堅すぎない文章にしてください」
と入力したほうが目的を伝えやすくなります。
最初から完璧な指示を作る必要はありません。
回答を見ながら修正していけば大丈夫です。
ChatGPTは無料で使える?
ChatGPTには無料で利用できるプランがあります。
また、利用できる機能や上限などが異なる有料プランも提供されています。
プラン内容や料金、機能は変更される可能性があるため、最新情報についてはOpenAI公式サイトで確認してください。
初心者の方は、まず利用できる範囲で実際に質問してみて、
「自分の仕事に使えそうか」
を試してみるのがよいでしょう。
ChatGPTを利用するときの注意点
非常に便利なChatGPTですが、注意すべき点もあります。
ChatGPTの回答が正しいとは限らない
最も重要なのがこれです。
ChatGPTは自然で説得力のある文章を生成しても、その内容に誤りが含まれていることがあります。
そのため、
「ChatGPTが答えた=正しい情報」
とは考えないようにしましょう。
特に、
- 医療
- 法律
- 金融
- 税金
- 契約
- 会社の重要な意思決定
など、間違った場合の影響が大きい内容については、専門家や公的機関、公式情報などで確認する必要があります。
個人情報・会社の機密情報に注意する
仕事でChatGPTを利用する場合には、入力する情報にも注意が必要です。
たとえば、
- 顧客の氏名・住所・電話番号
- 患者や利用者の個人情報
- パスワード
- 社外秘資料
- 公開前の会社情報
- 機密性の高い契約内容
などを安易に入力しないようにしましょう。
勤務先が生成AIの利用ルールを定めている場合には、そのルールを確認して利用してください。
ChatGPT初心者におすすめの練習方法
ここまで読んで、
「結局、何から始めればいいの?」
と思った方もいるでしょう。
まずは難しいことを考えず、ChatGPTを開いて次のように入力してみてください。
「私は生成AI初心者です。ChatGPTでできることを10個、わかりやすく教えてください」
次に、
「その中から、仕事で簡単に使えるものを3つ教えてください」
さらに、
「1番の具体的な使い方を教えてください」
と質問してみます。
このように会話を続けていくと、ChatGPTの特徴がわかってきます。
慣れてきたら、自分の仕事に置き換えて、
「私は事務職です。ChatGPTを仕事で活用できる方法を10個教えてください」
などと質問してみましょう。
40代・50代は「覚える」より「使ってみる」から始めよう
ChatGPTを使うために、AIについてすべて勉強してから始める必要はありません。
むしろ、
実際に使う → わからないことが出る → その部分を覚える
という順番のほうが理解しやすいでしょう。
スマートフォンも、すべての機能を勉強してから使い始めたわけではないと思います。
電話、LINE、写真など、必要な機能から少しずつ覚えた方が多いのではないでしょうか。
ChatGPTも同じです。
最初は、
「メールを1通作ってもらう」
だけでも十分です。
そこから、
「要約にも使える」
「文章の修正にも使える」
「アイデア出しにも使える」
と少しずつ活用範囲を広げていけばよいでしょう。
まとめ|ChatGPTは「仕事を手伝ってくれるAI」と考えるとわかりやすい
今回は、ChatGPTとは何なのか、初心者向けに解説しました。
ポイントをまとめると、
- ChatGPTはOpenAIが提供するAIアシスタント
- 普段使っている日本語で質問・指示できる
- 質問、文章作成、要約、翻訳、アイデア出しなどに使える
- 対応する環境では画像・ファイル・データなども扱える
- Web検索や画像生成などにも対応している
- 仕事のメールや文章作成、情報整理などにも活用できる
- 回答が必ず正しいとは限らない
- 個人情報や会社の機密情報の取り扱いには注意が必要
- 最初から難しいプロンプトを覚える必要はない
ということです。
40代・50代からでも遅くありません。
最初は「AIを勉強する」と考えるより、
「面倒な作業をひとつChatGPTに手伝ってもらう」
ところから始めてみてください。
まず1回使ってみることで、「自分ならこんなことに使えそう」というアイデアが見つかってくるでしょう。
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参考情報
本記事はOpenAI公式情報を確認して作成しています。
・OpenAI Academy「ChatGPTを始める」
・OpenAI Help Center「ChatGPTとは:FAQ」
・OpenAI Help Center「ChatGPTの機能概要」
・OpenAI Help Center「ChatGPTによるデータ分析」
※ChatGPTの機能・料金・プラン・利用条件などは変更される場合があります。利用する際にはOpenAI公式サイトで最新情報をご確認ください。
